長野市の工務店 水野建設有限会社
三代目 代表の水野健です。
高気密住宅について、「夏も涼しい」という意見と「夏は暑い」という意見の両方を聞いたことがあるでしょう。
どちらの意見が正しいのでしょうか。
当記事では高気密住宅の夏場の暑さについてと、暑い場合の対策を紹介していきます。
□高気密住宅だと夏は暑い?
高気密住宅はその気密性により、夏に暑くなってしまうこともあります。
ここでは、その原因を確認していきましょう。
・太陽光が入るため
高気密住宅では室内と屋外の熱の移動が少なくなります。
そのため、外気温が室内の気温に直接影響することはありません。
ただし、東と西の窓から入りこむ日光の熱を遮る工夫は必要です。
また、太陽光の熱が一度室内に入り込むと、その気密性により熱が屋外に逃げにくくなってしまいます。
結果として高気密住宅は暑くなりやすくなってしまうのです。
・湿度が高いため
高気密住宅では、気密性の高さにより湿気がこもりやすいです。
そして湿度が高いと、人は暑く感じます。
そのため、実際の温度よりも高く感じてしまうのです。
夏場に快適に感じる気温は、夏は気温24~27度、湿度40~60%とされています。
夏場もこの環境を保てるような家づくりをすることが大切です。
□夏でも快適に過ごすには?
ここでは、高気密住宅で夏場も快適に過ごすためのポイントを紹介していきます。
夏場に高気密住宅が暑くなる原因として、「太陽光」を挙げました。
そのため、窓から侵入する太陽光への対策が有効です。
太陽光の侵入を抑えるために、日射遮蔽を意識しましょう。
ただし、南面は冬場の室温を暖めてくれる効果がありますので、日射取得を意識しましょう、
では、日射遮蔽にはどのような方法があるのでしょうか。
・断熱効果の高い窓ガラスやサッシを取り入れる
窓ガラス自体の断熱性能を高めたり、窓の大きさを小さくしたりすることが対策として挙げられます。
また、窓ガラスを囲むアルミサッシの断熱性能にも着目したいところです。
熱伝導率が低い樹脂サッシを取り入れると良いでしょう。
・窓の外にシェード(すだれ)を付けるか、窓の内側に日射遮蔽に有効なカーテンやブラインド等を付ける。
比較的簡単な方法です。
住宅建築後もリフォームなしでの対策もできますが、可能であれば住宅建築時から暑さ対策はしていきましょう。
□まとめ
高気密住宅が夏場に暑くなる要因は、太陽熱や湿気が屋外に流出しないことにあります。
対策としては、窓やサッシの断熱性能を高めること、すだれやUVカットシートをつけることが挙げられるでしょう。
当社は、長野市周辺で注文住宅を承っております。
夏場も涼しい高気密住宅を実現したい方は、お気軽にお問い合わせください。