こんにちは!高気密高断熱で省エネの家と、そこに暮らす御家族の笑顔をつくっています。
長野市の工務店 水野建設有限会社
三代目 代表の水野健です。
高齢者とその家族が心地よく暮らすためには、玄関の安全性と快適性が不可欠です。
家の内と外を結ぶ玄関は、高齢者の方にとって年齢と共に危険が増す場所でもあります。
そこで今回は、高齢者とその家族が玄関で安全かつ快適に過ごすための工夫と、リフォームを行う際のポイントについて解説します。
□高齢者の方向け玄関で工夫すべきこと
高齢者の方が暮らす住宅の玄関で工夫すべきことは5つあります。
1.断熱性能の高い扉への変更
古くから使われている木製の扉は、月日と共に経年劣化するため、断熱性能が低くなってしまう可能性が高いです。
断熱性能が低くなると、夏は暑さ・冬は寒さで困るような極端な家になってしまいます。
断熱性能の高い扉に変更することで、室内の温度を安定させ、ヒートショックを防ぎましょう。
2.開き戸から引き戸へ
握力・腕力の低下から、高齢者の方にとって開き戸の開閉は、困難になる場合があります。
引き戸に変更することで、杖や車いすを使用してもスムーズに出入りが可能になります。
3.滑りにくい床材へ
見栄えの良さから大理石やタイルを敷き詰めることの多い玄関は、雨天時には滑りやすくなる危険性があります。
運悪く滑りコケてしまった場合、若い人であれば打撲程度で済むケガも、高齢者ともなれば骨折だけでも大問題です。
玄関での転倒リスクは、床材を滑りにくい素材に変更することで、大幅に減らせます。
4.上り框の対策
玄関にはしばしば1段高くなる部分、いわゆる上り框があります。
この上り框が高すぎると、特に高齢者にとっては転落の危険性が伴います。
高齢者の方との生活においては、玄関から段差をなくし、できる限り足を上げなくても良い状態にすることが大切です。
5.イスと手すりの設置
平衡感覚・筋力の衰えから、高齢者にとっては靴の着脱が困難になる場合が多いです。
そこで、安全且つスムーズな着脱を行うためには、イスと手すりを設置することをおすすめします。
□リフォームをするなら使いたい便利な補助金制度3つ
*介護保険法に基づく住宅改修
この制度は、要支援・要介護認定を受けた場合に、最大20万円までの補助が受けられます。
補助金は工事完了後に償還される形となっています。
*長期優良住宅化リフォーム推進事業
この制度は、子育て世帯や高齢者にも対応したリフォームを支援します。
補助金の上限は最大250万円となっており、非常に有用です。
*こどもみらい住宅支援事業
この制度は、特に子育て世帯に対して、最大60万円までの補助が受けられます。
高齢者の家族が子育て世帯であれば、この制度も活用可能です。
□まとめ
高齢者とその家族が玄関で安全かつ快適に過ごすためには、多くの工夫と注意点が伴います。
すべてのリフォームが難しい方は、補助金を利用しつつ少しずつリフォームしていくことが大切です。
当社では、断熱性能にこだわった家づくりを行っています。
長野市周辺で家づくりに関してお困りの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。