階段からの落下は危険!原因と防止する方法について解説します

こんにちは!高気密高断熱で省エネの家と、そこに暮らす御家族の笑顔をつくっています。
長野市の工務店 水野建設有限会社
三代目 代表の水野健です。

 

高齢者やその家族が直面する課題の1つとして挙げられる、屋内での転落事故。
一歩間違えば命に関わる事態を引き起こす可能性がある事故の背景には、身体機能の低下と環境要因があります。
そこで今回は、階段からの転落事故に焦点を当て、その背景と落下を防止する対策方法についてご紹介します。

 

 

□階段からの落下・転落事故が多発する背景

階段での落下や転落事故が多発する背景には、2つの理由があります。

1.身体機能の低下

高齢者が階段で転落しやすい最大の要因は、身体機能の低下です。
加齢に伴いバランス感覚や筋力が衰えることで、足をしっかりと上げること・手すりをしっかりと掴むことが困難になり、階段を昇降すると足が躓く危険性が高まります。
また、腕の筋力の低下は、非常時に咄嗟に手すりを持てないことにも繋がるため、注意が必要です。

2.環境要因

環境要因もまた、高齢者が階段で転落するリスクを高める原因の1つです。
例えば、照明が不十分であれば階段の段差が見えにくくなりますし、階段の素材が滑りやすいと、足が滑って転落する可能性が高まります。
これらの環境要因は、足元に人感センサーを備えたフットライトの設置や、滑り止め付きの階段を利用することで改善可能です。

 

 

□階段からの落下事故を防ぐための実用的な対策

 

*階段の設計

廻り階段にすることで、万が一足を滑らしても途中で止まってくれます。
加えて、段差の高さも適切に設定することで、昇降がスムーズにできます。
特に、高齢者にとっては、段差が低すぎると昇降が困難になる一方で、高すぎると転落リスクが増大します。

 

*照明の工夫

階段周辺の照明を明るくすることで、段差がはっきりと見え、転落事故を防げます。
その際、照明の位置や角度も考慮することが、影のできにくい安全な階段を作るコツです。
夜間や暗い時間帯には、フットライトの設置が有効と言えるでしょう。
フットライトは足元を照らすため、段差を見落とすリスクが下がります。

また、照明には動きを感知して自動点灯する「人感センサー」を備えた物を選ぶと、必要なタイミングに自動で点灯するため便利です。

 

*すべり止めの選定と点検

階段での点灯を防ぐ滑り止めは、材質や形状にこだわって選ぶことが大切です。
階段のスタイルや滑り止めの材質・形状によって効果が異なります。
また、滑り止めは劣化していると性能を発揮しないため、定期的な確認と交換が求められます。

季節の変わり目や大きな気温・湿度の変化があった後も点検を行うことが、安全に階段を利用する際のポイントです。

 

 

□まとめ

高齢者が階段で転落するリスクは、身体機能の低下と環境要因によって高まります。
しかし、事故の危険性は、要因を理解した上で適切な対策を講じることでリスクを下げられるのも事実です。
安全対策は特に、手間をかけて行うようにしましょう。
長野市周辺にお住まいの方で、階段の安全性が気になる方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

 

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