シロアリ対策は、主に「建築時に気をつけるべき予防法」と「建築後に行う対応法」に分けられます。
当記事では予防法、対応法についてそれぞれ紹介していきます。
長野市周辺で住宅建築を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
□新築のシロアリ予防法を紹介します!
・床下、基礎の外側を点検しやすくする
シロアリの被害を最大限小さくするためには、定期的な点検でシロアリ被害を早期発見することが重要です。
床下に潜りやすい点検口を作り、基礎の近くに動かしにくいものを設置しないようにしましょう。
・シロアリ被害に遭いにくい木材を選ぶ
シロアリは、堅い木や香りの良い木を嫌います。
ハウスメーカーの方に相談し、シロアリ被害に遭いにくい木材を使用しましょう。
・シロアリの侵入経路対策をする
シロアリは、基礎の立ち上がりや玄関の隙間、床下の給水管、排水管を伝って侵入します。
また、浴室やトイレ、洗面所といった湿気のある場所を好みます。
基礎や玄関ポーチの周辺に隙間を作らないこと、配管の周りにも隙間ができないように塞ぐことが大切です。
・入居後も薬剤を散布する
新築時には、防蟻処理をすることが建築基準法により定められています。
しかし、防蟻処理に使う薬剤の多くは、効果が5年ほどしか続きません。
入居後も定期的に薬剤散布することが必要です。
□シロアリが発生したら?対策を紹介します!
・バリア工法
壁や柱に薬剤を使用する方法です。
シロアリを寄せ付けない対策法の中でも、効き目のある工法です。
即効性に優れている点も魅力的で、すでに侵入してしまったシロアリも速やかに退治できます。
ただし、薬剤の種類によっては人や動物に健康上の被害を与えてしまいます。
ペットや小さいお子さまがいるご家庭では注意が必要です。
・ベイト工法
ベイト剤(毒エサ)でシロアリを駆除する方法です。
住宅周辺に「ステーション」と呼ばれる筒状のケースを一定間隔で埋め込みます。
毒エサをシロアリが巣に持ち帰ることで、シロアリを駆除できます。
ただし、即効性はありません。
ある程度時間を要するということを把握しておきましょう。
□まとめ
住宅建築時に行えるシロアリ対策としては以下が挙げられます。
・床下、基礎の外側を点検しやすくする
・シロアリ被害に遭いにくい木材を選ぶ
・シロアリの侵入経路を対策する
・入居後も薬剤を散布する
また、住宅の建築後にシロアリが出てしまった場合にできる対応方法は、以下の通りです。
・バリア工法
・ベイト工法
バリア工法とベイト工法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況と照らし合わせて選択しましょう。