頭金なしで家づくりを行うことは可能?

住宅建築における頭金とは、住宅の価格からローンの借り入れ分を差し引いた部分のことです。
最初に支払うことになるのですが、「頭金って必要なの」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、そもそも頭金を用意せずに住宅の建築をすることは可能なのでしょうか。

 

□頭金を用意せずに家づくりはできる?

頭金を用意せずにローンを組むことは「可能」です。
昔は、購入価格の7~8割分しかローンを組めないのが一般的でした。

しかし現在ではネット銀行の台頭により銀行間での競争が激しくなり、フルローンを組めるようになりました。
最近では、物件価格だけでなく融資手数料や登記費用、印紙税などの費用についても融資してくれる金融機関も存在するほどです。

では、頭金なしでローンを組むのは良いことなのでしょうか。
以下では、フルローンのメリット・デメリットをご紹介します。

 

 

□頭金なしで家を買うメリット・デメリット

 

*メリット

1つ目は、買い逃しを防げることです。
気に入った家を見つけても、頭金を作っている間に売れてしまっては意味がありません。
買い逃しを防げるのは、頭金を用意しないメリットと言えるでしょう。

2つ目は、手元に資金を残せることです。
頭金に使う分の資金を、新しい家具・家電の購入に回せます。
また、この資金はもし何かあった場合に役立ちます。

3つ目は、住宅ローン控除の恩恵を受けられることです。
住宅を購入したときに一定の条件を満たすことで、控除を受けられる可能性があります。
控除額は住宅ローンが大きいほど大きくなるため、メリットです。

 

*デメリット

1つ目は、毎月の利息額や返済額が増えることです。
利息額は元金によって決まるため、ローンの借り入れ額が増える頭金なしの状態では、当然利息額が増えてしまいます。
毎月の利息額をできるだけ減らしたい人にとっては大きなデメリットです。

2つ目は、住宅ローンの金利が高くなることです。
一般に、借入額の割合が大きくなると適用される金利が高くなってしまいます。

3つ目は、担保割れを起こす可能性があることです。
担保割れとは、返済期間中に家の価値が下落してしまい、住宅ローンの借入残高に対し購入物件の価値が低くなってしまうことです。
ここで家の売却をしなければならなくなった場合、差額を自己資金で賄わなければいけません。

 

□まとめ

頭金なしでも住宅建築はできますが、メリット・デメリットの両方があります。
注文住宅の場合はメリットが薄いので、頭金は用意した方が無難です。

当社はお客様に寄り添った住宅建築を行っています。
長野市周辺で注文住宅の建築を検討している方は、お気軽にご相談ください。