メリットの多い、スーパーウォールの欠点について解説します!

長野市周辺で、近年注目を集めているスーパーウォール工法を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなスーパーウォール工法のシステムについて、メリットばかり押し出されているスーパーウォール工法の欠点について解説します。

 

□スーパーウォール工法とは

スーパーウォール工法とは、1.高性能SWパネル、2.計画換気システム、3.高断熱サッシ+ドアという3つの技術を組み合わせて実現される、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。

ここからはそれぞれの技術について解説します。

1.高性能SWパネル
通常の住宅では、断熱材はグラスウールの吹き付け等により行われるため、職人の技術力によってその仕上がりが左右されることも多いです。

しかしスーパーウォール工法では、工場で規格通りに作られたパネルを壁に埋め込むため高い品質を確保しやすく、恒常的な高断熱、高気密が実現可能となります。

2.計画換気システム
これにより、自動で2時間に1回室内の空気が入れ替わります。
窓を開けずにフィルターを通した換気が可能であるため、花粉やpm2.5対策もばっちりです。

3.高断熱サッシ+ドア
冷気が最も伝わりやすいのは窓やドアだと言われています。
そのため、高断熱のサッシやドアを選ぶことは住宅全体の断熱性を高める上で非常に重要です。

 

□スーパーウォール工法の欠点は?

ここまで読んでいただいて、スーパーウォール工法の家は魅力的だと感じた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そんなスーパーウォール工法にもデメリットがあります。
そこでここからはスーパーウォール工法の欠点について解説していきます。

 

*間取り変更やデザインに制約あり

スーパーウォール工法は、柱で建物を支える一般的な住宅とは異なり、壁全体で建物を支えています。
そのため、壁をくり抜いて窓を設置したり、ライフスタイルに合わせて間取りを変更したりということが行いにくいです。
ライフスタイルの変化を見据え、柔軟に対応できるように設計しましょう。

 

*エアコンやコンセントの増設が難しい

こちらも、先に紹介したものと同様の理由で難しいといえます。
どうしてもエアコンやコンセントを増設したい場合は高性能SWパネルに穴を開けることになり、断熱性能が下がることを覚悟した上で行いましょう。

 

□まとめ

今回は、スーパーウォール工法について解説しました。
スーパーウォール工法は、近代の技術を駆使して作られる、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。
それゆえ、間取りやデザインの変更、エアコンやコンセントの増設が難しいため、設計時に将来の生活まで十分に検討する必要があります。